ジェリー・ブロトン
( ぶろとん,じぇりー )ロンドン大学クイーン・メリー校教授。専門はルネサンス史研究。本書をはじめとする歴史書執筆のほか、BBCのテレビ番組の企画立案にも関与している。
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1,320
円978-4-480-09514-5
0122
-35-1
2013/08/07
文庫判
288
頁ミケランジェロにボッティチェリ、そしてダ・ヴィンチ―。「ルネサンス」といえば、イタリアで花開いた華麗な文化が思い浮かぶ。だがそれは、ルネサンスの上澄みの部分にすぎない。新大陸の原住民を武力で制圧して支配下に置き、アフリカ人の奴隷貿易で富を築く人々が現れた。その一方で、新しい印刷技術の力を背景に、ルターが既成教会に反旗をひるがえすと、たちまち苛烈な宗教戦争が勃発した。ルネサンスとは、文物交流の巨大なうねりの中で、華やかな光と深い影とが交錯した時代だったのだ。コンパクトでありながら「ほんとうのルネサンス」の姿を一望することのできる入門書。
序 ホルバインの絵
第1章 世界規模のルネサンス
第2章 人文主義者の手稿
第3章 教会と国家
第4章 素晴らしき新世界
第5章 科学と哲学
第6章 ルネサンスの書き直し
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