中華人民共和国史十五講
天安門のリーダーは語る強く心に響く、敗者たちの透徹した認識の数々
八九年天安門事件の学生リーダー王丹。逮捕・収監後、亡命先で母国の歴史を学び直し、敗者たちの透徹した認識を復元する、鎮魂の共和国六〇年史。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 2,200円(税込)
- Cコード:0122
- 整理番号:オ-24-1
- 刊行日:
2014/01/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:704
- ISBN:978-4-480-09596-1
- JANコード:9784480095961
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1989年、6・4天安門事件の学生リーダー、王丹。事件後、二度の獄中生活を経て米国へ亡命、ハーバード大学で歴史学を修め、台湾で教鞭をとりつつ人権活動家として活躍する著者が、中華人民共和国60年の歴史を語った講義録。度重なる政治運動を始動し、ライバルたちを粛清し続けた毛沢東。失脚を繰り返しながら復活をなしとげ、改革開放路線を主導するも、天安門事件で市民たちに銃口を向けた〓(とう)小平。巨大な独裁者に対峙して敗れ去った者たちを、いま鎮魂しなければならない。強く心に響く、正統的な現代史。
中華人民共和国の成立
軍事/朝鮮戦争
都市/「三反」・「五反」運動
農村/「土地改革」から人民公社へ
知識分子/思想改造から胡風事件、「反右派」運動へ
党内/盧山会議
外交/中ソ関係の破綻と中米合作
「文化大革命」の発動と展開
文化大革命の終焉―林彪事件から四・五天安門事件へ
〓(とう)小平時代の開幕
八〇年代の改革開放―胡耀邦から趙紫陽へ
六・四天安門事件
経済と文化
公民社会の成長
六〇年の回顧
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