貞観政要

呉 兢 著 , 守屋 洋 翻訳

源頼朝、徳川家康、明治天皇
皆この書に統治を学んだ

大唐帝国の礎を築いた太宗が名臣たちと交わした政治問答集。編纂されて以来、帝王学の古典として屹立する。本書では、七十篇を精選・訳出。

貞観政要
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0198
  • 整理番号:コ-43-1
  • 刊行日: 2015/09/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-09695-1
  • JANコード:9784480096951
呉 兢
呉 兢

ゴ キョウ

670(咸亨1年)―749(天宝8年)。中国・唐代の歴史家。? (べん) 州 (河南省開封) の人。長年史館にあり、歴朝『実録』などの編纂に従事。また、みずから『貞観政要』『国史』などを撰述した。

守屋 洋
守屋 洋

モリヤ ヒロシ

1932年、宮城県気仙沼市生まれ。東京都立大学大学院中国文学科修士課程修了。中国文学者。SBI大学院大学教授。著訳書に『論語の人間学』『「老子」の人間学』『全訳「武経七書」』全三巻(以上、プレジデント社)、『決定版 菜根譚』『中国古典 一日一言』(以上、PHP研究所)、『中国古典の名言録』(東洋経済新報社)、『リーダーのための中国古典』(日本経済新聞出版社)など多数。

この本の内容

唐代、治世の問題を真正面から取り扱い、帝王学の指南書となった『貞観政要』。幾多の戦乱を乗り越え、太平の世を現出させた太宗(李世民)が名臣たちと交わした問答を史家・呉兢が編纂。爾来、中国のみならず日本においても為政者たちが折に触れて立ち返る古典の地位を得てきた。「指導者の条件」「人材の登用」「後継者の育成」など、およそ組織運営に関わる人間なら必ず迷い、悩むであろう問題に古人はどのように臨んできたのか。本書には汲めども尽きぬ教訓が今も満ち溢れている。本文庫は明代の通行本(戈直本)を底本とし、全篇より七十篇を精選・訳出。

この本の目次

第1章 治世の要諦
第2章 諌言の機微
第3章 人材の登用
第4章 後継者の育成
第5章 名君の条件
第6章 帝王の陥穽
第7章 学問の効用
第8章 刑罰の論理
第9章 用兵の限界
第10章 守成の心得

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