不思議な数eの物語
数学に頻繁に登場する不思議な超越数e。このネーピア数の出自と発展の歴史を描いた一冊。ニュートン、オイラー、ベルヌーイ等のエピソードも満載。
貝殻や台風の雲の形、振動・熱伝導・化学反応速度、放射性物質の半減期、人口動態、複利計算、クジ引きの確率など自然現象や人間の経済活動を数学的に表すと、超越数e(=2.718281828…、自然対数の底)、すなわちネーピア数がしばしば登場してくる。この不思議な数の発明、性質、展開について書かれた世界で初めての解説書。本書は数学的側面ばかりではなく、20年をかけ凄まじいまでの執念で対数表の計算・作成に心血を注いだネーピアをはじめ、ニュートン、オイラー、ライプニッツ、ベルヌーイたち数学者たちの数学史的エピソードも感動的に語られる。
ジョン・ネーピア、1614
認知
財務のこと
極限(存在するとして)への移行
微積分の祖先たち
大躍進への序曲
双曲線の面積を求める
新しい科学の誕生
大論争〔ほか〕
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