不思議な数eの物語

E・マオール 著 , 伊理 由美 翻訳

数学に頻繁に登場する不思議な超越数e。このネーピア数の出自と発展の歴史を描いた一冊。ニュートン、オイラー、ベルヌーイ等のエピソードも満載。

不思議な数eの物語
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0141
  • 整理番号:マ-46-1
  • 刊行日: 2019/01/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:400
  • ISBN:978-4-480-09908-2
  • JANコード:9784480099082
E・マオール
E・マオール

イーマオール

1937年、イスラエル生まれ。イスラエル工科大学で博士号取得。数学者、数学史家。シカゴのロヨラ大学で数学史を教えている。熱心なアマチュア天文家でもある。著書:『無限の彼方へ』、『素晴らしい三角法の世界』、『ピタゴラスの定理』ほか。共著:『美しい幾何学』。

伊理 由美
伊理 由美

イリ ユミ

1933−2013年。東京大学工学部応用物理学科卒業。工学修士。訳書:クラーク&クラーク『専制君主ニュートン』、ジェニングス『幾何再入門』(共訳)、スタンリー・ファーロウ『偏微分方程式』(共訳)他。

この本の内容

貝殻や台風の雲の形、振動・熱伝導・化学反応速度、放射性物質の半減期、人口動態、複利計算、クジ引きの確率など自然現象や人間の経済活動を数学的に表すと、超越数e(=2.718281828…、自然対数の底)、すなわちネーピア数がしばしば登場してくる。この不思議な数の発明、性質、展開について書かれた世界で初めての解説書。本書は数学的側面ばかりではなく、20年をかけ凄まじいまでの執念で対数表の計算・作成に心血を注いだネーピアをはじめ、ニュートン、オイラー、ライプニッツ、ベルヌーイたち数学者たちの数学史的エピソードも感動的に語られる。

この本の目次

ジョン・ネーピア、1614
認知
財務のこと
極限(存在するとして)への移行
微積分の祖先たち
大躍進への序曲
双曲線の面積を求める
新しい科学の誕生
大論争〔ほか〕

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