大元帥 昭和天皇

山田 朗

昭和天皇は、豊富な軍事知識と非凡な戦略・戦術眼の持ち主でもあった。軍事を総攬する大元帥としての積極的な戦争指導の実像を描く。解説 茶谷誠一

大元帥 昭和天皇
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 定価:本体1,500円+税
  • Cコード:0121
  • 整理番号:ヤ-29-1
  • 刊行日: 2020/07/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:464
  • ISBN:978-4-480-09971-6
  • JANコード:9784480099716

この本の内容

大日本帝国において、天皇は軍事を統帥する大元帥であった。では、天皇は軍部からどのような情報を得て、それに対してどのような質問や意見を発していたのか。また、国策・戦略・作戦の決定に際して、どれほどの役割を果たしていたのか。史料から浮かび上がってくるのは、大元帥としての自覚と責任感を持ち、主体的に戦争指導を行っていた天皇の姿である。その軍事知識は豊富で、非凡な戦略眼によって統帥部の戦略・作戦の欠陥を鋭く指摘することもあった。昭和天皇の戦争指導の実像を描き、その戦争責任を検証する。

この本の目次

第1章 大元帥への道(軍人としての昭和天皇の生い立ち
大元帥としての自覚―摂政時代の転換
大元帥としての天皇の役割)
第2章 大陸への膨張と昭和天皇(代替わり=大元帥・昭和天皇の誕生
満州事変、二・二六事件と天皇
日中全面戦争と大本営の設置
南進・膨張戦略と天皇)
第3章 アジア太平洋戦争における天皇の戦争指導(開戦決定と天皇とのかかわり
天皇による積極作戦の要求
ソロモン・ニューギニアをめぐる激戦
天皇による決戦の要求)
第4章 敗戦と天皇(戦況の悪化を憂慮する天皇
戦況上奏の実態
本土決戦方針と聖断シナリオ)
あとがき―昭和戦争史に果たした天皇の役割とその戦争責任

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