資本主義と奴隷制

エリック・ウィリアムズ 著 , 中山 毅 翻訳

産業革命は勤勉と禁欲と合理主義の精神などではなく、黒人奴隷の血と汗がもたらしたことを告発した歴史的名著。待望の中山毅訳を文庫化。解説 川北稔

資本主義と奴隷制
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,870円(税込)
  • Cコード:0120
  • 整理番号:ウ-33-1
  • 刊行日: 2020/07/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:464
  • ISBN:978-4-480-09992-1
  • JANコード:9784480099921

この本の内容

なぜイギリスは世界ではじめての工業化を成し遂げ、ヴィクトリア時代の繁栄を謳歌しえたのか。この歴史学の大問題について、20世紀半ばまでは、イギリス人、特にピューリタンの勤勉と禁欲と合理主義の精神がそれを可能にしたのだとする見方が支配的だった。これに敢然と異を唱えたのが、本書『資本主義と奴隷制』である。今まで誰も注目しなかったカリブ海域史研究に取り組んだウィリアムズは、奴隷貿易と奴隷制プランテーションによって蓄積された資本こそが、産業革命をもたらしたことを突き止める。歴史学の常識をくつがえした金字塔的名著を、ついに文庫化。

この本の目次

黒人奴隷制の起源
黒人奴隷貿易の発展
イギリスの商業と三角貿易
西インド諸島勢力
イギリスの産業と三角貿易
アメリカ革命
イギリス資本主義の発展―一七八三〜一八三三
新産業体制
イギリス資本主義と西インド諸島
“実業界”と奴隷制
“聖人”と奴隷制
奴隷と奴隷制
結論

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