新・ちくま文学の森11 ごちそう帳 ─ごちそう帳
船の御馳走 内田百{@EBD5}/冷や飯に沢庵 子母沢寛/朝めし スタインベック/茶粥の記 矢田津世子/饗宴 吉田健一 他
- シリーズ:シリーズ・全集
- 1,922円(税込)
- Cコード:0393
- 整理番号:
- 刊行日:
1995/07/24
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:416
- ISBN:4-480-10131-4
- JANコード:9784480101310
- 在庫 ×
逸題(井伏鱒二)
食うえ物(国分一太郎)
故郷横浜(獅子文六)
母の好物縁日(池波正太郎)
蜜柑の花まで(幸田文)
ビスケット(森茉莉)
枇杷(武田百合子)
山鳥(夏目漱石)
朝めし(スタインベック)
愉しき昼食(上林暁)
鱧の皮(上司小剣)
鯛の妙味(深沢七郎)
月にとび去る話(魯迅)
ごちそう歌集(正岡子規
若山牧水
斎藤茂吉
折口信夫
岡本かの子
火野葦平)
食いしん坊より(小島政二郎)
焼筍(青木正児)
冷や飯に沢庵(子母沢寛)
焼豚論(ラム)
アンコウのドブ煮相撲とフグ(坂口安吾)
船の御馳走(内田百〓(けん))
伊藤整氏の生活と意見より(伊藤整)
酢豆腐(桂文楽)
茶粥の記(矢田津世子)
饗宴(吉田健一)
友人メリタルト(アポリネール)
味(ロアルド・ダール)
食卓の快楽について(ブリア‐サヴァラン)
失われた時を求めてより(プルースト)
2009.8.13 義翁
面白さに釣られて一気に読んだので、おなかは空いたけれどもココロは満腹。
ここに収録されている武田百合子の『枇杷』を読み、こんな短い文章なのになんと豊潤な内容なのだろう、としばらくウットリとした気分になり、吉田健一の『饗宴』では著者と共に贅沢な妄想を楽しみ、青木正児の文章では、ワタシモ焼筍ヲ喰ベタイ!とヨダレをたらし、深沢七郎には鯛のフシギな笑顔について教わりました。
・・・何度でも読み返したい本ですが、実は今私が手にしているのは図書館で貸りてきたものなのです。なので期限までには返さねばなりません(涙)。我が家の本棚に並べたいと思うのですが、筑摩書房さんでは現在在庫品切れの様子。『ちくま日本文学全集』が文庫化されて再び店頭で顔を見せたように『文学の森』も文庫化されたらいいのに、と思います。
この本を図書館に返したら、次は第2巻『奇想天外』を貸りるつもりです。
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