禅の語録 20 導読
なんの予備知識も前提せず、体当たりで読んでみる。「禅の語録」には、そんな読み方もあってよい。最終巻は「禅の語録」を読むための入門的な手引きを提供。待望の完結。
なんの予備知識も前提せず、いきなりどこかのページを開いて、体当たりで読んでみる。「禅の語録」には、そんな読み方もあってよい。だが、そのいっぽうで、ひろい見通しのもとに全体を系統的に通読してみたい、あるいは、何冊かを読んだ後、それらを相互に関係づけて理解してみたい、そのように思われる方もきっと少なくないであろう。最終巻は、そのような方々のために、「禅の語録」を読むための入門的な手引きを提供する。
「達摩の語録」にはじまる唐宋代の主要な禅籍を解読。「禅の語録」ついに完結!最終巻では、俯瞰的視野で各巻の思想的相関をあきらかにし、交錯しながら展開する中国禅の系譜をときほぐす。第一人者による語録味読へのいざない。
第1章 「禅」とは(丹霞焼仏
「仏」を焼いたのは誰の罪か?
牛頭の未だ四祖に見えざりし時
神通妙用運水涅槃)
第2章 伝灯の系譜(西天二十八祖
東土六祖
「南宗」の正統―南岳系と青原系
一日作さざれば、一日食わず
五家七宗)
第3章 問答・公案・看話(今夜は問話するを得ず―唐代の問答
五祖法演の「鉄酸餡」
圜悟の接化
大慧の「看話」禅
趙州無字)
第4章 唐宋禅宗史略(初期の禅宗
唐代の禅
宋代の禅宗)
第5章 二十世紀の中国禅研究(二十世紀前半の禅研究
二十世紀後半の禅研究)
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