東京裏路地<懐>食紀行

ブラボー川上 著 , 藤木TDC

すいとん、ハムカツ、ホルモン、牛炊、腸詰…。いまも路地裏にある戦後「闇市」の残像を歩き、その混乱の中で育まれた庶民の味に出会う!

東京裏路地<懐>食紀行
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 836円(税込)
  • Cコード:0177
  • 整理番号:ふ-34-1
  • 刊行日: 2006/02/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:4-480-42181-5
  • JANコード:9784480421814
藤木TDC
藤木TDC

フジキ ティディシー

藤木TDC(ふじき・てぃでぃしー):1962年生まれ。フリーライター、パーソナリティ、ラジオ・コメンテーター。ニュース解説から映画やAVの評論、芸能史、横丁・路地の歴史探索、実話マンガ原作まで。雑誌やムックを中心に幅広く執筆。著書には『場末の酒場、ひとり飲み』(ちくま新書)『消えゆく横丁――平成酒場始末記』(ちくま文庫)『東京裏路地<懐>食紀行』(共著、ちくま文庫)『アウトロー女優の挽歌――スケバン映画とその時代』(洋泉社)『東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く』(実業之日本社)『辺境酒場ぶらり飲み』(原作、リイドカフェコミックス)『ニッポンAV最尖端――欲望が生むクールジャパン』(文春文庫)など多数。

この本の内容

どじょう、鯨カツ、ハムカツ、やきとん、ホルモン、スルメ、牛炊、腸詰…。身体ばかりか心も温める、懐かしい「食」の数々。これら非合法マーケット・闇市で供されたメニューは前世からの記憶といえるほど、日本の味として今も連綿と受け継がれている―。近代都市東京の裏路地を一本入れば、煤けた暖簾の奥から食欲をそそるニオイがする。戦後の混沌に想いを馳せながら食べ歩いた記録。

この本の目次

第1部 山手線周回(新宿―ションベン横丁「きくや」の鯨カツ
渋谷―旧大和田マーケット「細雪」の腸詰
池袋―JR池袋駅西口交番隣「三福」の煮込み・豆腐だけ ほか)
第2部 近郊沿線要衝(赤羽其ノ壱 OK横丁「八起」のチャーメン
赤羽其ノ弐 JR赤羽駅東口前「大衆酒場まるよし」のたまねぎフライ
浅草―地下鉄銀座線浅草駅地下道「福ちゃん」のソース焼そば ほか)
第3部 公営賭博場(川崎競輪場―場内売店の「ホルモンライス」
浦和競馬場―場内食堂の「カレーライス」
川口オートレース場―場内売店の「揚げソーセージ」 ほか)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可