川端康成集 片腕 文豪怪談傑作選 

川端 康成 著 , 東 雅夫 編集

生涯にわたり、霊異と妖美の世界を探求してやまなかった川端。幻の処女作から晩年の絶品まで、ノーベル賞作家の秘められた異形の世界を総展望。

川端康成集 片腕 文豪怪談傑作選 
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 968円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:ふ-36-1
  • 刊行日: 2006/07/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:384
  • ISBN:4-480-42241-2
  • JANコード:9784480422415
東 雅夫
東 雅夫

ヒガシ マサオ

1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。「幻想文学」「幽」編集長を歴任。ちくま文庫「文豪怪談傑作選」シリーズはじめ編纂・監修書多数。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)『百物語の怪談史』『文豪たちの怪談ライブ』、編纂書に「ゴシック文学入門」「ゴシック文学神髄」「文豪ノ怪談ジュニア・セレクション」「平成怪奇小説傑作集」「赤江瀑アラベスク」の各シリーズ、監修書に「怪談えほん」シリーズなどがある。

著者に関する情報

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この本の内容

日本初のノーベル文学賞に輝いた川端康成は、生涯にわたり幽暗妖美な心霊の世界に魅入られた作家であった。一高在学中の処女作「ちよ」から晩年の傑作「片腕」まで、川端美学の背後には、常に怪しの気配がある。心霊学に傾倒した若き日の抒情的佳品や、凄絶な幻視に満ちた掌篇群、戦後の妖気漂う名品まで、川端文学の源泉となった底深い霊異の世界を史上初めて総展望する、至高の恋愛怪談集成。

この本の目次

片腕
ちよ
処女作の祟り
怪談集1―女
怪談集2―恐しい愛
怪談集3―歴史
心中
龍宮の乙姫
霊柩車
屋上の金魚
顕微鏡怪談

不死
白馬
白い満月
花ある写真
抒情歌
慰霊歌
無言
弓浦市
地獄
故郷
岩に菊
離合
薔薇の幽霊
蚤女
Oasis of Death(ロオド・ダンセイニ)
古賀春江
時代の祝福

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