贅沢な読書

福田 和也

『作家の値うち』で話題を呼んだ著者が、超一流と考える文学作品の中から最高の文章を厳選し、人生に不可欠な読書の醍醐味を解き明かす。

贅沢な読書
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 814円(税込)
  • Cコード:0190
  • 整理番号:ふ-37-1
  • 刊行日: 2006/09/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-42261-7
  • JANコード:9784480422613
福田 和也
福田 和也

フクダ カズヤ

1960年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。現在、慶應義塾大学環境情報学部教授。評論家。著書に『地ひらく──石原莞爾と昭和の夢』『山下奉文──昭和の悲劇』『乃木希典』『作家の値うち』『イデオロギーズ』『ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法』『贅沢な読書』『俗ニ生キ俗ニ死スベシ 俗生歳時記』などがある。『日本の家郷』で三島由紀夫文学賞、『甘美な人生』で平林たい子賞を受賞。編著に『江藤淳コレクション』(全4巻)などがある。

この本の内容

本を読むこと、書物を愉しむことにも、きちんとしたやり方がある。それを考えることが書物との関係を決定的なものにし、結果として、人は甘美で幸福な時間を手に入れることができるようになるのだ。では、人生に不可欠な部分としての読書とは、どのようなものなのだろうか。『作家の値うち』や『悪の読書術』などで話題を呼んだ著者が、最高の文章だと考えるものを厳選し、その味わい方を丁寧に紹介する。

この本の目次

1 幸福な時間―ヘミングウェイ『移動祝祭日』(「サン・ミシェル広場の良いカフェ」
「飢えは良い修業だった」 ほか)
2 近代小説の空間―夏目漱石『明暗』(夏目漱石『明暗』
正岡子規『仰臥漫録』 ほか)
3 旅行のための本選び―ゲーテ『イタリア紀行』(ゲーテ『イタリア紀行』
ダンテ『神曲』)
4 読みたくなる古典―咲き合う美の連鎖(『古事記』
『万葉集』 ほか)
5 甘美な場所で―ほろ酔い本(イーヴリン・ウォー『ブライヅヘッドふたたび』
西村康彦『龍あらわる 中華怪有篇』 ほか)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可