増補 司馬遼太郎の「場所」

松本 健一

「歴史という物語」を歩いた人
『梟の城』から『街道をゆく』まで

司馬{遼}太郎は日本人の自己イメージに決定的な影響を与えた。小説、随筆、紀行文など多彩な司馬作品を読みとき、その光源に迫る。
【解説: 阿木津 英 】

増補 司馬遼太郎の「場所」
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 836円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:ま-31-1
  • 刊行日: 2007/02/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-42311-5
  • JANコード:9784480423115
松本 健一
松本 健一

マツモト ケンイチ

1946年群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。麗澤大学教授。評論・評伝・小説など多方面で活躍する。著書に『評伝北一輝』(全5巻、岩波書店)、『近代アジア精神史の試み』『大川周明』『竹内好論』『開国のかたち』(以上、岩波現代文庫)、『日本の近代1開国・維新」(中央公論新社)、『泥の文明』(新潮選書)、『海岸線の歴史』(ミシマ社)、『司馬遼太郎の「場所」』(ちくま文庫)など、共著に『占領下日本』(筑摩書房)などがある。

この本の内容

数多くの作品を通して魅力あふれるヒーローを作り出し、「この国のかたち」を考察した司馬遼太郎は、日本人の歴史意識に決定的な影響を与えた。しかし同時に、「透明な厭世思想」の持ち主でもあり、それは作品に微妙な彩りを添えている。『梟の城』から『街道をゆく』までの膨大な作品群の中からいくつかの小説、随筆、紀行文を読みとき、司馬文学の光源に迫る。

この本の目次

1(理性と気概のひと―追悼・司馬遼太郎
歴史は文学の華なり、と。―司馬文学の「場所」)
2(“鳥瞰”という方法
『項羽と劉邦』の読まれ方 ほか)
3(司馬遼太郎と私
資料を生で読むひと ほか)
アラン島紀行

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