永沢哲
( ながさわ・てつ )1957年鹿児島県生まれ。東京大学法学部卒業。宗教人類学、哲学、チベット仏教。人間の意識、生命、神経系にはらまれている膨大な可能性をひらくことが、主要なテーマ。現在、京都文教大学准教授。主な著書に『野生のブッダ』、訳書にナムカイ・ノルブ『夢の修行』『チベット密教の瞑想法』『虹と水晶』(いずれも法蔵館)、ダライ・ラマ『宇宙のダルマ』(角川書店)、監修にA・ミンデル『紛争の心理学』(講談社現代新書)等がある。
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生きている人間の生命とは何か?野口整体の創始者、野口晴哉(1911~1976)の天才的洞察、実践、思考の全体を明らかにし、その生の核心に迫る。少年時代から、晩年まで。手あて、愉気、活元活動、操法、心、誕生、死。野口整体の現代性、可能性が、チベット仏教、ポスト構造主義、荘子、ミンデルの心理学などとの対比から、明らかになる。
第1章 裸の人間―愉気について
第2章 複数の声―生命について
第3章 生命の波―全生の思想
第4章 夢見の体―活元運動について
第5章 青空の心―天心とは何か
第6章 身体の森―体癖の理論(1)
第7章 天使の性―体癖の理論(2)
第8章 自然の死
清風万里―最後の言葉
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