警察回り

本田 靖春

懸命に「生きる」人々に
胸打たれる

昭和三十三年、私は読売社会部の警察回り記者だった――。若い記者たちの奮闘を通して、昭和三十年代の東京を描いた回想録。 
【解説: 大谷昭宏 】

警察回り
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 924円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:ほ-15-2
  • 刊行日: 2008/12/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:448
  • ISBN:978-4-480-42478-5
  • JANコード:9784480424785
本田 靖春
本田 靖春

ホンダ ヤスハル

1933年、朝鮮に生まれる。55年、早稲田大学政経学部新聞学科卒業後、読売新聞社に入社、社会部記者、ニューヨーク特派員などを経て、71年退社。64年には、売血の実態を告発し、現在の100%献血制度のきっかけとなった「黄色い血」キャンペーンを展開する。77年、『誘拐』で文藝春秋読者賞、講談社出版文化賞受賞、84年、『不当逮捕』で講談社ノンフィクション賞受賞。2004年死去。『我、拗ね者として生涯を閉ず』が遺作となる。

この本の内容

昭和三十三年、著者は読売新聞社会部の警察回り記者だった―記者たちの溜まり場となっていたトリス・バー『素娥』のマダム、「バアさん」を軸に展開する豪傑たちの逸話の数々。そして、売血制度根絶のきっかけとなった「黄色い血」キャンペーンの真実とは?若い記者たちの奮闘を通して、「人間が人間として生きていた時代」昭和三十年代の東京を描いた回想録。

この本の目次

第1章 バアさんの回想録
第2章 警察回り無頼
第3章 「東京の素顔」
第4章 “黄色い血”キャンペーン
第5章 深代惇郎の死
第6章 バアさんの血

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