源氏物語 第三巻 玉鬘〜藤裏葉

大塚 ひかり 翻訳

男は求め、踏みにじる。
女はもがき、あえぐ。

物語が次世代へ移りゆくと同時に、かつて「光る君」と呼ばれた男の描かれ方にも微妙な変化が……。源氏が「准太上天皇」となる「藤裏葉」まで。

源氏物語 第三巻 玉鬘〜藤裏葉
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:お-39-6
  • 刊行日: 2009/03/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:544
  • ISBN:978-4-480-42483-9
  • JANコード:9784480424839
大塚 ひかり
大塚 ひかり

オオツカ ヒカリ

1961年横浜市生まれ。早稲田大学第一文学部日本史専攻。古典を題材としたエッセイを多数手がける。著書に、『源氏の男はみんなサイテー』『ブス論』『愛とまぐはひの古事記』『女嫌いの平家物語』(以上ちくま文庫)『本当はひどかった昔の日本』(新潮文庫)『本当はエロかった昔の日本』(新潮社)『昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか』(草思社文庫)『女系図でみる驚きの日本史』(新潮新書)など多数。また『源氏物語』全6巻の個人全訳も手がける(ちくま文庫)。趣味は系図作り。

この本の内容

広大な六条院に女君たちを住まわせ、栄華を極めた「源氏」の物語は次世代へと移っていき、富と権力をほしいままにした男は、次第に女たちの「憧れの君」ではなくなっていく。大胆に性愛を読み解いた大塚源氏の第三巻は、夕顔の遺児が源氏の養女となる「玉鬘」から、源氏が准太上天皇に上り詰める「藤裏葉」まで。「源氏のセックス年表」「女君の資産ランキングつき、平安貴族の懐事情」などを付す。

この本の目次

玉鬘
初音
胡蝶

常夏
篝火
野分
行幸
藤袴
真木柱
梅枝
藤裏葉

読者の感想

2009.3.16 あきちゃん

毎回発売日を楽しみにしています。ひかりナビがとても気に入っていて、面白くてあちらこちらの文献から引用されていて読んでいてとても勉強になります。数ある源氏訳のなかでも瀬戸内さんと並んで一番だと思っています。

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