増補 民営化という虚妄

東谷 暁

「偽」の横行と「基準」の喪失!

日本は「改革=民営化=正義」という「観念の罠」に囚われている。道路公団と郵政公社の問題に焦点を合わせ、諸外国の例を踏まえて実態を検証する。

増補 民営化という虚妄
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 770円(税込)
  • Cコード:0133
  • 整理番号:ひ-18-1
  • 刊行日: 2008/12/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-42538-6
  • JANコード:9784480425386
東谷 暁
東谷 暁

ヒガシタニ サトシ

1953年生まれ。早稲田大学政経学部卒業。いくつかの雑誌編集に携わった後、97年より経済・政治の分野を中心にフリーのジャーナリストとして活動する。著書に『増補・民営化という虚妄』(ちくま文庫)、『エコノミストは信用できるか』『エコノミストを格付けする』(いずれも文春新書)、『日本経済の突破口』(PHP研究所)、『世界と日本経済30のデタラメ』(幻冬舎新書)、『ビジネス法則の落とし穴』(学研新書)、『金融庁が日本を滅ぼす』(新潮文庫)など多数ある。

この本の内容

05年の「郵政民営化」を焦点とした、熱病に浮かされたような衆議院議員選挙から3年が経ち、ようやく小泉改革の真相が明らかになりつつある。それはアメリカをビジネス・モデルとして、「官から民へ」の掛け声のもとに日本中が右往左往した5年間だった。原著刊行から「大恐慌前夜」までの3年間を検証した書き下ろし100枚を加え、「民営化」という「観念の罠」の真相を浮き彫りにする。

この本の目次

第1章 イデオロギーと化した「民営化」
第2章 「道路公団民営化」とは何だったのか
第3章 諸外国の「民営化の実態」に何を学ぶか
第4章 日本を蝕む単純な「市場万能主義」
第5章 強引な「郵政民営化」がもたらす悲劇
第6章 小泉政権の「民営化」とは何だったのか

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