池田俊彦
( いけだ・としひこ )1914-2002年。1935年、陸軍士官学校卒業。第47期生。36年の二・二六事件に参加し、服役する。戦後は会社に勤めながら、処刑された将校たちの遺志を伝える著作を出版する。特に『二・二六事件裁判記録──蹶起将校公判廷』は貴重な史料とされている。
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「昭和十一年という波瀾の年にあの事件は勃発した。そして潰滅した」。昭和史を大きく転換させた二・二六事件。最年少の青年将校として事件に参加した著者が、事件後五十年を経て事件そのもの、蹶起に至る心情を明らかにした回想録。自身が体験した軍法会議の内幕や、獄中生活、生き延びた参加者のその後など、これまで書かれてこなかった「事件以後」も描く。
第1章 蹶起
第2章 軍法会議
第3章 長い歳月の中で
第4章 回顧と反省
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