心でっかちな日本人 ─集団主義文化という幻想

山岸 俊男

日本人は、アメリカ人より
個人主義だった!

いじめは他人への思いやりが足りないから? 日本人は集団主義で欧米人は個人主義? こうした紋切り型の議論の罠に陥らないための処方箋。

心でっかちな日本人 ─集団主義文化という幻想
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 858円(税込)
  • Cコード:0111
  • 整理番号:や-39-1
  • 刊行日: 2010/02/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-42675-8
  • JANコード:9784480426758
山岸 俊男
山岸 俊男

ヤマギシ トシオ

1948年生まれ。北海道大学大学院文学研究科特任教授。専門は社会心理学。一橋大学社会学部、大学院を経て、80年ワシントン大学・社会学博士。北海道大学助教授、ワシントン大学助教授を経て、北海道大学教授に。著書に、『信頼の構造』(東京大学出版会)、『安心社会から信頼社会へ』(中公新書)、『社会的ジレンマ』(PHP新書)、『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』(集英社インタ−ナショナル)、『ネット評判社会』(NTT出版)、『心でっかちな日本人』(ちくま文庫)など多数。

この本の内容

「いじめをする子どもは、他人に対する思いやりの心が欠けているのだ」。このように人がある行動をとることの原因を個人の心のあり方に求める「心でっかち」な考えが、私たちの目を曇らせてしまっている。身の周りに潜むそうした罠に陥ることなく、現実を正しく理解するにはどうすればよいのだろうか。社会と個人の関係に鋭く切り込み、問題解決への糸口を探る。

この本の目次

はじめに あなたも「心でっかち」になっていないか
第1章 日本人は集団主義ではなかった
第2章 心でっかちの落とし穴
第3章 心でっかちな文化理解を取り除く
第4章 内集団ひいきはどのようにして生まれるのか
第5章 だれもが皆、心の道具箱を持っている
第6章 心の道具箱を整理しよう
さいごに 文化はつくるもの

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