ヒュペーリオン ─ギリシアの隠者

ヘルダーリン 著 , 青木 誠之 翻訳

<詩人のなかの詩人>が遺した唯一の小説

祖国ギリシアの解放と恋人への至高の愛の相克に苦しむ青年ヒュペーリオン。生と死を詩的・汎神論的境域へ昇華する未踏の散文を、清新な新訳で。

ヒュペーリオン ─ギリシアの隠者
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0197
  • 整理番号:へ-12-1
  • 刊行日: 2010/07/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:400
  • ISBN:978-4-480-42721-2
  • JANコード:9784480427212
ヘルダーリン
ヘルダーリン

ヘルダーリン

1770−1843年。ドイツの詩人、思想家。多数の讃歌、額歌、エレギーなどの詩、本書『ヒュペーリオン』や悲劇『エンペドクレスの死』など。生前はシュレーゲル兄弟やブレンダーノ、ティークなどドイツロマン派の評価を除いて広く知られることはなかったが、古代ギリシアの哲学世界への憧憬を背景とした独特の汎神論的志向は、ロマン主義、象徴主義の詩人らに読み継がれ、20世紀になって、揺るがぬ評価を得ることになる。またニーチェやハイデガー、さらにそれを承けた現代の思想家にも強い影響を与えた。

この本の内容

ギリシアの多感な青年ヒュペーリオンは、オスマン・トルコの桎梏下にある祖国の窮迫に目覚め、いっぽうで古代世界の美を体現する女性ディオティーマと運命的な出会いを遂げて、至高の恋に落ちる。いったんは解放戦争に身を投じるが志なかばで挫折し、恋人のもとへ帰ろうとすると、彼女はすでに絶望からこの世を去っていた…。近代ドイツの苦悩を、実体験を背景に抒情味豊かな60通余の書簡に溶かしこんで綴る若き日の傑作。

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