きもの草子
着物に宿る歴史という生命
インド更紗、沖縄の紅型などから、アジアから日本への文化の流れをも語る。着物、布地のカラ―写真、着こなしについてのコラムも収録。
【解説: 挾本佳代 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 968円(税込)
- Cコード:0177
- 整理番号:た-58-3
- 刊行日:
2010/12/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:176
- ISBN:978-4-480-42786-1
- JANコード:9784480427861
- 在庫 ×
着物の布には、風土の空気が凝縮している。インドの絣、更紗。ブータンとの琉球の花織。東南アジアの縞。江戸時代、インドを始めとする南アジアから、東南アジアを経て日本に渡って来た布の数々。12カ月の季節感に合う着物を見立てながら、上記の着物や、家族から受け継がれてきた着物を思い出とともに紹介する。自分らしく着こなすためのコラム12本も収録。カラー版。
一月 謡初―宝尽くしの父の帯
二月 雨水―アジアの風
三月 貝寄風―ひとめぼれ
四月 花曇り―桜の生命をまとう
五月 立夏の空―江戸からインドへ
六月 紫陽花―きりりと締まる母の帯
七月 白南風―沖縄の布の手触り
八月 盆の月―それを破って秋の雷
九月 白露―アジアの星
十月 秋の蝶―老いるということ
十一月 小春―木綿のぬくもり、縞の粋
十二月 一陽来復―福は丸く
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