伊丹十三
( いたみ・じゅうぞう )1933‐97年。映画監督伊丹万作の長男として京都に生まれる。俳優として活躍する一方で、本質的でありながら軽妙で洒脱なエッセイの書き手として知られる。1984年、『お葬式』で映画監督デビュー。著書として『ヨーロッパ退屈日記』『女たちよ!』『日本世間噺大系』『「お葬式」日記』『フランス料理を私と』など。
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「子育てとは何か?」「人を愛するとは?」「何のために人は生きるのか?」「男(女)らしさについて」…初歩的な、しかし避けられない問いは、自我の構造や(無)意識の世界、幻想や知覚の仕組みなど根源的な問題につながっている。稀代の才人・伊丹十三と、「ものぐさ精神分析」で知られる岸田秀が真っ直ぐな対話を通して、生きるために欠かせない精神分析の基本を丁寧に分かりやすく解き明かす。
第1講 幻想
第2講 意識と無意識
第3講 共同幻想
第4講 自我の構造
第5講 自我の領域
第6講 日本人の精神講造
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