レ・ミゼラブル１

ヴィクトール・ユゴー 著 , 西永 良成 翻訳

ユゴー原作の圧倒的な感動が
みずみずしい新訳でよみがえる

慈愛あふれる司教との出会いによって心に光を与えられ、ジャン・ヴァルジャンは新しい運命へと旅立つ――叙事詩的な長編を読みやすい新訳でおくる。

レ・ミゼラブル１
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,045円(税込)
  • Cコード:0197
  • 整理番号:ゆ-5-1
  • 刊行日: 2012/11/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:544
  • ISBN:978-4-480-42971-1
  • JANコード:9784480429711
ヴィクトール・ユゴー
ヴィクトール・ユゴー

ユゴー，ヴィクトール

Victor Hugo
（1802-1885）フランス・ロマン派を代表する詩人・小説家・劇作家。父はナポレオン軍将校だったが、帝政の終焉とともに没落した。ヴィクトールは文学に才能を発揮、1830年に『エルナニ』で大成功を収める。政治にも影響力を及ぼしたが1851年に亡命、イギリス領ガーンジー島に住み『静観詩集』や『レ・ミゼラブル』を刊行した。1870年に帰国。1885年に死去、国葬が営まれた。

西永 良成
西永 良成

ニシナガ ヨシナリ

1944年富山生まれ。専門はフランス文学研究・翻訳。著書に『サルトルの晩年』『激情と神秘―ルネ・シャールの詩と思想』など、訳書にクンデラ『存在の耐えられない軽さ』『出会い』など、多数。

この本の内容

寒さと飢えに苦しむ幼い子のためにパンをひとつ盗んで、１９年を監獄で過ごすことになったジャン・ヴァルジャンを主人公にくり広げられる叙事詩的な小説。この巻は、第１部「ファンチーヌ」を収録。ミリエル司教と銀の燭台のエピソード、マドレーヌ市長になったジャンを怪しむ冷酷なジャヴェール警部、哀れな母親ファンチーヌと残された幼い娘など、劇的スリルあふれる場面が描き出されてゆく。

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