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ちくま文庫

生命をめぐる対話

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42985-8

Cコード

0145

整理番号

-66-1

2012/09/10

判型

文庫判

ページ数

336

解説

内容紹介

肉体と精神、老いと死、遺伝、脳、宗教、社会、情報、文学、伝統芸能…。免疫学の第一人者と異分野の専門家11名がお互いに触発し合いながら、やがて生きることの不思議、生命の根源へと思索を深めてゆく。

目次

「人間は長生きする必要があるでしょうか」肉体の老いを愉しむ…五木寛之
「われら男性は女性の変形なのか」精神の身体化の時代…井上ひさし
「『非自己』を排除することが自己認識になりますか」生命のシステムと言葉…日野啓三
「能は後味…いい言葉です」老人の曲を最高とする能の不思議…橋岡久馬
「死の傍まで行っても答えは落ちてないわね。見てきたから、これは本当です」お能と臨死体験…白洲正子
「花粉症の増加は免疫学的にはどう説明出来ますか」巨大な情報ネットワーク免疫の謎…田原総一朗
「下手に経済発展するよりも、テレビゲームをやっている方がこれから先は健康じゃないか?」インターネット唯脳論…養老孟司
「生きものはかなりしたたかという感じがしますね」超システムとゲノムの認識学…中村桂子
「戦略の一番すぐれたタイプのウイルスが、エイズだろうと考えられますね」ウイルスの世紀…畑中正一
「脳でなくて、もう一度身体の原則の方に戻ることが必要なのかも知れませんね」科学・社会・芸術を横断する思想…青木保+高安秀樹

著作者プロフィール

多田富雄

( ただ・とみお )

1934-2010 茨城県出身、免疫学者。千葉大学卒。東京大学医学部教授、東京理科大学生命科学研究所所長などを歴任。東京大学名誉教授。野口英世記念医学賞、朝日賞、文化功労者、大佛次郎賞、小林秀雄賞などを受賞。著書に『免疫の意味論』『生命の意味論』『免疫学個人授業』『生命へのまなざし』『独酌余滴』『寡黙なる巨人』など多数。

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