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ちくま文庫

増補 日本凡人伝

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43039-7

Cコード

0195

整理番号

-70-2

2013/03/06

判型

文庫判

ページ数

368

解説

内容紹介

いつも道で挨拶する隣人は、もしかすると自分によく似た、鏡の向こうのあなたかもしれない―。市井人の日常にこそ面白さが満ちている。人の死期が臭いでわかってしまう化粧品会社の調香師、鉄道のダイヤを組む「スジ屋」ら、凡人たちの非凡な人生に迫る。独特のインタヴュー形式の取材と構成でノンフィクション界に新風を吹き込んだ著者の出世作。待望の増補決定版。

目次

暗い日曜日
“田植え”の秘密
キョーフの臭才感覚
去れどわれらが日々
火事場インタヴュー入門
一一,五〇六頭のブルース
乗りかえ哲学
いつもの身の上話
俺の消しゴム
嗚呼、ルネッサンス
明るいナショナリスト
栄光からの脱出
月月火水木金金
日本のフリークスランド
死刑囚は我が師なり
素晴らしい死を迎えるために

著作者プロフィール

猪瀬直樹

( いのせ・なおき )

1946年長野県生まれ、作家。87年、『ミカドの肖像』で大宅壮一ノンフィクション賞、96年、『日本国の研究』で文藝春秋読者賞をそれぞれ受賞。小泉政権下で道路公団民営化推進委員を務め、道路公団の民営化を実現。06年10月に東京工業大学特任教授、07年6月には東京都副知事に任命される。12年12月に東京都知事に就任。主な著書に『地下鉄は誰のものか』(ちくま新書)、『霞が関「解体」戦争』(ちくま文庫)、『ペルソナ 三島由紀夫伝』『ピカレスク 太宰治伝』(以上、文春文庫)、『決断する力』『解決する力』(以上、PHPビジネス新書)などがある。

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