英国セント・キルダ島で知った何も持たない生き方

井形 慶子

イギリス・大西洋上の世界遺産
隔絶された島の
悲しい歴史と真実

イギリス通の著者が偶然知った世界遺産の島セント・キルダでの暮らしと社会を日本で初めて紹介。実在した島民の目を通じてその魅力を語る。

英国セント・キルダ島で知った何も持たない生き方
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 770円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:い-39-5
  • 刊行日: 2013/10/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-43095-3
  • JANコード:9784480430953
井形 慶子
井形 慶子

イガタ ケイコ

1959年長崎県生まれ。作家。28歳で出版社を興し、英国生活情報誌「ミスター・パートナー」を発刊。同誌編集長。著訳書に『東京吉祥寺田舎暮らし』『ハムステッドの路地を歩けば』(以上筑摩書房)、『いつかイギリスに暮らすわたし』『英国セント・キルダ島で知った 何も持たない生き方』、ブランチ・エバット著『イギリス人の知恵に学ぶ これだけはしてはいけない夫婦のルール』(以上ちくま文庫)ほか多数

著者に関する情報

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この本の内容

大西洋上に浮かぶ周囲から隔絶された島、英国セント・キルダ群島。法律も、医療も、学校も、十分な食料もない絶海の孤島で暮らしていた36人の島民の生活と社会を、実在した一人の長老の目を通じて語る。何も持たない人々の知恵と葛藤。訪れる人が後を絶たない世界遺産の島、セント・キルダの歴史と魅力を、イギリス通の著者が日本で初めて紹介した本。巻末に最新の資料を付した。

この本の目次

はるかなる足音
今日することを皆で決める習慣
牛と暮らす石積みの家にこだわる
地代を払っても住み続ける島
鳥猟と七人の強いロープの絆
伝説と信仰が支える生き方
イギリスで最も質素で平和な暮らしの手本
教会がすすめた生活改革の功罪
学校教育がもたらした皮肉な結末
海だけが配達できる孤島からの手紙
イギリス本土から押し寄せる観光客が見たかったもの
誰も止められない村の衰退
三六人が受け入れた最後の決断
本土移住の日
何が一番幸せだったか
魂が還っていく島へ

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