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ちくま文庫

こちらあみ子

芥川賞作家、衝撃のデビュー作 【解説】町田康・穂村弘

太宰治賞と三島由紀夫賞、ダブル受賞を果たした異才、衝撃のデビュー作。3年半ぶりの書き下ろし「チズさん」を収録。

第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞

定価

704

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43182-0

Cコード

0193

整理番号

-83-1

2014/06/10

判型

文庫判

ページ数

240

解説

内容紹介

あみ子は、少し風変わりな女の子。優しい父、一緒に登下校をしてくれ兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母、憧れの同級生のり君。純粋なあみ子の行動が、周囲の人々を否応なしに変えていく過程を少女の無垢な視線で鮮やかに描き、独自の世界を示した、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞受賞の異才のデビュー作。書き下ろし短編「チズさん」を収録。

目次

こちらあみ子
ピクニック
チズさん

著作者プロフィール

今村夏子

( いまむら・なつこ )

1980(昭和55)年生まれ。「あたらしい娘」(「こちらあみ子」に改題)で第26回太宰治賞を受賞。本書の単行本で第24回三島由紀夫賞を受賞。

この本への感想

以前から、今村夏子さんの本がとても気になっていました。
読もうと思ったきっかけは、「花束みたいな恋をした」と言う映画で、「きっとその人は、今村夏子さんのピクニックを読んでも、何も感じないんだよ。」と言うセリフがあり、忘れられなくて手に取りました。

私は、ピクニックよりもタイトルにもあるように、こちらあみ子の方が印象的でした。少し変わっているからと、いつも遠目で見られるあみ子が可哀想で。でもあみ子は、気にしていないかのように日々を過ごしている。そんな姿が潔く、かっこよく、人を見かけで判断してはいけないとつくづく思いました。きっとあみ子は、いつまでも純粋な心を持っているのだろうと。
子供のころの心を忘れず、純粋で、一途で、自分に嘘をつかないで生きていこうと思います。

石川 倫歌

さん
update: 2021/05/13

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