郵便局と蛇 ─A・E・コッパード短篇集

A・E・コッパード 著 , 西崎 憲 編訳

人生の神秘、物語の魔法
孤高の作家コッパードの
珠玉の短篇集。

日常の裏側にひそむ神秘と怪奇を淡々とした筆致で描く、英国短篇作家コッパードの詩情あふれる珠玉の短篇集。評価の高い西崎訳に新訳1編を追加。

郵便局と蛇 ─A・E・コッパード短篇集
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 968円(税込)
  • Cコード:0197
  • 整理番号:こ-48-1
  • 刊行日: 2014/09/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-43207-0
  • JANコード:9784480432070
A・E・コッパード
A・E・コッパード

コッパード

(1878─1957)イギリスの作家・詩人。ケント州の港町に生まれ、様々な職を転々とした後、短篇や詩の執筆を始める。第一作品集『アダムとイヴとツネッテ』(1921)は高く評価され、短篇小説の名手として人気を博した。

西崎 憲
西崎 憲

ニシザキ ケン

1955年青森生まれ。作家、翻訳家、アンソロジスト、音楽レーベル主宰。2002年、『世界の果ての庭』で第14回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。著書に『蕃東国年代記』『ゆみに町ガイドブック』『飛行士と東京の雨の森』、編訳書に『ヴァージニア・ウルフ短篇集』『エドガー・アラン・ポー短篇集』『ヘミングウェイ短篇集』、編纂・訳書・共訳書に『ドイル傑作選』全5巻、アントニイ・バクリー『第二の銃声』、ジェラルド・カーシュ『壜の中の手記』ほか。

この本の内容

虎の皮を被ってライオンと戦うはめになった男が、見世物の檻の中で出会ったのは…。ユーモラスな展開の中に人生の深淵を垣間見る「銀色のサーカス」、母の乳房、脈打つ心臓、鼠取り、砕かれた手…。精緻で謎めいたイメージが交錯する「アラベスク―鼠」、電信柱と柳の木の奇妙な恋物語「若く美しい柳」など、日常の裏側にひそむ神秘と怪奇、啓示と奇蹟を詩情ゆたかに描くコッパードの珠玉の短篇集。

この本の目次

銀色のサーカス
郵便局と蛇
うすのろサイモン
若く美しい柳
辛子の野原
ポリー・モーガン
アラベスク―鼠
王女と太鼓
幼子は迷いけり
シオンへの行進

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可