放哉と山頭火 ─死を生きる
放浪する詩魂、死影の漂泊文庫書き下ろし
エリートの道を転げ落ち、引きずる死の影を詩いあげる放哉。各地を歩いて生きて在ることの孤独と寂寥を詩う山頭火。アジア研究の碩学による省察の旅。
学歴エリートの道を転げ落ち、業病を抱えて朝鮮、満州、京都、神戸、若狭、小豆島を転々、引きずる死の影を清澄に詩いあげる放哉。自裁せる母への哀切の思いを抱き、ひたひた、ただひたひたと各地を歩いて、生きて在ることの孤独と寂寥を詩う山頭火。二人が残した厖大な自由律句の中に、人生の真実を読み解く、アジア研究の碩学による省察の旅。文庫書き下ろし(詳細年譜付き)。
尾崎放哉(コスモスの花に血の気なく
青草限りなくのびたり
脱落
つくづく淋しい ほか)
種田山頭火(洞のごと沈めり
泥濘ありく
関東大震災
観音堂 ほか)
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