ハルキ作品中の比喩について、料理、文学、映画、建築、美術に分けてクローズアップしたコラムが良かったです。改めて、原典のハルキ作品に戻って読みたくなりました。巻末にある村上春樹全作品リストも今後の読書に活かせそうです。
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内容紹介
文章力をアップさせるのに、たくさんの本を?ヌむ必要はありません。好きなただ1人の作家の本を読みまくる、それで十分に筆力や文体は磨かれます。この本は、村上春樹の文章の秘密を徹底的に分析した参考書です。魅力的なタイトルのつけ方、雰囲気を変えたい時の工夫、妄想を飛躍させる方法…一緒に春樹作品の魅力を骨の髄まで味わい、言葉を綴ることを楽しみましょう。ちくま文庫オリジナル。
目次
第1章 村上春樹の文章を33の作法で読み解く―我々が「薔薇」と呼ぶ花が別の名前でも、同じように甘い香りがするのか?という問題について(謎めいた長いタイトルをつける
強いキーワードをタイトルに盛り込む
言葉あそびを連発してみる
具体的な「年号」を入れてみる
つながらない言葉をつなげてみる ほか)
第2章 村上春樹の文体力―あるいは砂糖の弾丸で読者の心を打ち抜く14の方法について(『風の歌を聴け』から学ぶ「リミックス力」
『1973年のピンボール』から学ぶ「妄想力」
『羊をめぐる冒険』から学ぶ「国際力」
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』から学ぶ「オマージュ力」
『ノルウェイの森』から学ぶ「引用力」 ほか)
この本への感想
購入してすぐに貪るように読み、非常に面白かったです。1項目が比較的短く、もっと読みたい!と思わせられる内容でした。私は村上春樹作品の長編を全て読んでいますが、結構読み飛ばしているなと感じます。細部まで読み込んでおられる著者の文章を拝見し、本当にハルキ作品を愛していらっしゃることが伝わってきました。
ハルキ作品中の比喩について、料理、文学、映画、建築、美術に分けてクローズアップしたコラムが良かったです。改めて、原典のハルキ作品に戻って読みたくなりました。巻末にある村上春樹全作品リストも今後の読書に活かせそうです。
ハルキ作品中の比喩について、料理、文学、映画、建築、美術に分けてクローズアップしたコラムが良かったです。改めて、原典のハルキ作品に戻って読みたくなりました。巻末にある村上春樹全作品リストも今後の読書に活かせそうです。
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