神保町「ガロ編集室」界隈

高野 慎三

1960年代末、白土三平、つげ義春、佐々木マキ、林静一らが活躍した雑誌「ガロ」。活気ある現場や人々の姿を描く貴重な記録。巻末対談・つげ正助

神保町「ガロ編集室」界隈
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 990円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:た-38-3
  • 刊行日: 2021/02/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-43716-7
  • JANコード:9784480437167
高野 慎三
高野 慎三

タカノ シンゾウ

1940年生まれ。月刊漫画「ガロ」の編集者として、つげ義春「ねじ式」など傑作・名作の誕生に立ち会う。その後も北冬書房を主催し独自の出版活動、執筆活動を続けている。

この本の内容

1960年代末、マンガ、映画、演劇、アート、さまざまな表現分野で変革の波が起きていた。その中心にあった、白土三平「カムイ伝」連載の『月刊漫画ガロ』編集部に本書著者は転職する。そして、長井勝一編集長のもと、つげ義春「ねじ式」、滝田ゆう「寺島町奇譚」誕生の瞬間、林静一、佐々木マキらのデビューの場に立ち会う。その後、北冬書房を設立し今も活動は続く。巻末対談、つげ正助。

この本の目次

第1章 『ガロ』創刊のころ(神保町界隈
『ガロ』創刊のころ)
第2章 『ガロ』の人たち(『ガロ』編集室
池上遼一とつげ義春
佐々木マキの反逆
滝田ゆうと国立の喫茶店にて
林静一の叙情性
異能の人たち
「つげ義春以後」の表現者たち)
第3章 美術、映画、本…(現代美術の人たちと
映画と演劇と本と)
第4章 回想と追憶の人々(水木しげるサンを偲ぶ
辰巳ヨシヒロ追憶
鈴木清順監督の思い出
渡辺一衛さんを悼む
うらたじゅんさんを偲ぶ
梶井純を偲ぶ)
終章 長井勝一さんとつげ義春さん(長井さんとの五年余り
『夜行』創刊のいきさつ
つげ義春作品の内と外
つげ義春の「創作術」について
巻末対談 つげ正助と語る「つげ義春」)

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