山田登世子
( や?}だ・とよこ )福岡県生まれ。名古屋大学大学院博士課程修了。フランス文学者。愛知淑徳大学教授。『リゾート世紀末』、『ブランドの条件』、『贅沢の条件』、『誰も知らない印象派娼婦の美術史』など著書多数。
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リップスティック、ショルダーバッグ、バイカラーのバレエシューズ。いまとなっては「当然」のファッション・アイテムを生み出したのは、一人の天才起業家だった――。女性の美しさを「人形化」する豪奢で過剰な貴族趣味の全てを葬り、大衆消費社会の寵児となった「皆殺しの天使」。
ひた隠しにした自身の孤独な出自、コクトーやディアギレフ、ニジンスキーら文化人との交流、フレグランスの成功による大国アメリカへの親愛感と悔蔑、70歳での猛烈なカムバック。辛辣な「シャネル語録」から伝説の生涯に迫る。ファッションブランド研究の第一人者による、「まるごと一冊シャネル論」。
第1章 贅沢革命1―アンチ・ゴージャス
第2章 贅沢革命2―偽物のチカラ
第3章 著作権無用論―マスの思想
第4章 起業家シャネル―ブランド・ビジネス
第5章 スタイルはライフスタイル
第6章 はたらく女
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