楠勝平コレクション ─山岸凉子と読む
人の世の儚さや江戸庶民の哀歓を描き、自らの死をも凝視して夭折した幻の漫画家・楠勝平。その不朽の名作を作家・山岸凉子が精選。解説 山岸凉子
1960年代後半から70年代初めの騒然とした時代、実験作が覇を競った『ガロ』。その片隅で、人の世のはかなさ、江戸庶民の哀歓をみずみずしく描き、迫り来る死をも凝視して逝った幻の作家。同時代にその息吹にふれ、市井の人々へのあたたかな眼差しに魅了されてきた作家が編む、珠玉の文庫オリジナル・傑作選集。
2021.10.20 ワニワニ
たまたま手に取った。読んでみて、これはいけない、買って帰ろうと思った。どうしてもすぐ読みたく、喫茶店へ。絵がうまい、ストーリーはありふれたようでいて、見ろ! と突きつけられているようだ。どれも全てが生きている。読んでるうちに、涙が出た。雨の場面、とても印象的。こんな漫画が、あったのですね。まだ生きてて、よかった。70年代は、すごい時代だったのだと、60年代生まれの私は思った。
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