増補 戦う姫、働く少女

河野 真太郎

ジブリの少女たちやディズニープリンセスは何と戦ったのか。現代社会にひそむ階級や労働の問題点を、ポップカルチャーをとおして鮮やかに分析する。

増補 戦う姫、働く少女
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 990円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:こ-58-1
  • 刊行日: 2023/09/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-43909-3
  • JANコード:9784480439093
河野 真太郎
河野 真太郎

コウノ シンタロウ

1974年、山口県生まれ。専門は英文学とカルチュラル・スタディーズ。専修大学国際コミュニケーション学部教授。著書に『新しい声を聞くぼくたち』(講談社)、『この自由な世界と私たちの帰る場所』(青土社)他。訳書にウェンディ・ブラウン『新自由主義の廃墟で』(人文書院)、アンジェラ・マクロビー『フェミニズムとレジリエンスの政治』(共訳、青土社)など多数。

この本の内容

ポップカルチャーには現代女性の働きかたが反映されている―。異性愛と家父長制を否定した『アナと雪の女王』や、アイデンティティの労働がいかなるものかを示した『魔女の宅急便』、「無賃家事労働」の問題をラブコメにおとしこんだドラマである『逃げるは恥だが役に立つ』など、数々の映画やドラマを縦横無尽、クリアに論じた文芸批評を大幅増補・改訂して文庫化。

この本の目次

第1章 『アナと雪の女王』におけるポストフェミニズムと労働
第2章 無縁な者たちの共同体―『おおかみこどもの雨と雪』と貧困の隠蔽
第3章 『千と千尋の神隠し』は第三波フェミニズムの夢を見たか?―アイデンティティの労働からケア労働へ
第4章 母のいないシャカイのユートピア―『新世紀エヴァンゲリオン』から『インターステラー』へ
第5章 『かぐや姫の物語』、第二の自然、「生きねば」の新自由主義
終章 ポスト新自由主義へ

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