橙書店にて
熊本にある本屋兼喫茶店、橙書店の店主が描く本屋と「お客さん」の物語36篇。書き下ろし・未収録エッセイを増補し待望の文庫化。解説 滝口悠生
熊本にある本屋兼喫茶店、橙書店の店主が描く本屋と「お客さん」の物語。石牟礼道子さんが逝った日「ただただ悼みたい」と訪れた人。“書くこと”を焚きつけた渡辺京二さんの言葉。縁あって催した“村上春樹朗読会”の夜。雑誌『アルテリ』に寄稿するハンセン病患者「関さん」と交わした握手―。文庫版のための書き下ろし・単行本未収録エッセイを増補する。
1 まちの余白(路地裏で
とんちさん
再会
読み返す
金木犀
緑の椅子
来し方の道を歩く)
2 雨降りに本屋で(手紙はいいよ
常連さん
披露宴
Aさんのこと
ママ
おまけ
されく)
3 同じ月を見上げて(巡り合わせ
バス停
透明なお客さん
遠いけど近くにいるひと
泣く女たち
常宿
とくとくとく
秘密の夜
街並み
そらと満月)
4 切手のない便り(小さきものたち
きりん
またたく
植木スイカと手紙
シールとドーナツ棒
握手
ヤッホー
ゆうひとあさひ
いつもの風景)
5 文庫版のために(旅の仲間
ハンさん
再訪)
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