洲之内徹ベスト・エッセイ1

洲之内 徹 著 , 椹木 野衣

戦争体験を引きずり、癒されない飢餓を抱えながらも、美術エッセイ「気まぐれ美術館」で人気を博した洲之内徹。屈託のある名文を選んだアンソロジー

洲之内徹ベスト・エッセイ1
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 990円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:す-32-1
  • 刊行日: 2024/05/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-43950-5
  • JANコード:9784480439505
洲之内 徹
洲之内 徹

スノウチ トオル

洲之内 徹(すのうち・とおる):1913-87年。愛媛県出身。美術エッセイスト、小説家、画商。1930年東京美術学校建築科在学中、マルクス主義に共感し左翼運動に参加する。大学3年時に特高に検挙され美術学校を退学。20歳で再検挙にあい、獄中転向して釈放される。38年、北支方面軍宣撫班要員として中国に渡り、特務機関を経て、中国共産党軍の情報収集に携わった。46年、33歳で帰国してからの約20年間、小説を執筆。3度芥川賞候補となるが、いずれも受賞はかなわず。61年より、田村泰次郎の現代画廊を引き継ぎ画廊主となった。74年から連載「気まぐれ美術館」を開始し、多くの読者を獲得した。

椹木 野衣
椹木 野衣

サワラギ ノイ

椹木 野衣(さわらぎ・のい):1962年埼玉県秩父市生まれ。美術批評家。多摩美術大学教授。主な著作に『日本・現代・美術』『戦争と万博』ほか。

この本の内容

「買えなければ盗んでも自分のものにしたくなるような絵なら、まちがいなくいい絵である」。かつて小林秀雄が「今一番の批評」と称賛し、美術エッセイ「気まぐれ美術館」で人気を博した洲之内徹。陰惨な戦争体験を引きずり、癒すことができない飢えを抱えながら、屈託のある達観の文を書いた。振り返られることが少なくなった異才の随想を、稀代の美術評論家・椹木野衣が選りすぐったコレクション。

この本の目次

画廊のエレベーター
海老原喜之助「ポアソニエール」
松本竣介「ニコライ堂」
中村彝と林倭衛
鳥海青児「うづら」
森田英二「京都花見小路」
四畳半のみ仏たち
山荘記
海辺の墓
続 海辺の墓
銃について
セザンヌの塗り残し
フィレンツェの石
村山槐多ノート(一)
月ヶ丘軍人墓地(一)
その日は四月六日だった
朝顔は悲しからずや
モダン・ジャズと犬
守りは固し神山隊
“ほっかほっか弁当”他

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