新・建築入門 ─思想と歴史

隈 研吾

「建築とは何か」という困難な問いに立ち向かい、建築様式の変遷と背景にある思想の流れをたどりつつ、思考を積み重ねる。書下ろし自著解説を付す。

新・建築入門 ─思想と歴史
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0152
  • 整理番号:ク-18-2
  • 刊行日: 2022/03/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-51092-1
  • JANコード:9784480510921
隈 研吾
隈 研吾

クマ ケンゴ

1954年、神奈川県生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了。コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員などを経て、隈研吾建築都市設計事務所を設立する。慶應義熟大学教授を経て、2009年より東京大学大学院教授。主な作品に、亀老山展望台、水/ガラス、中国美術学院民芸博物館、国立競技場など。主な著書に、『10宅論』『負ける建築』『反オブジェクト』『新・都市論TOKYO』(共著)『ひとの住処1964-2020』『点?線?面』などがある。

この本の内容

建築は、一見すると哲学とも思想とも関係のない即物的なもので、定義など簡単にできそうである。ところが、建築ほど定義しづらいものはない―。20世紀末、構築的なものへの批判に晒され混乱をきわめた「建築とは何か」という問いに、著者は建築史と思想史を縒り合わせながら、真正面から立ち向かう。一本の柱が原野に立てられた太古から、ゴシック、古典主義、ポストモダニズム建築まで。建築様式の歴史的変遷の背後にはどのような思想があったのか。本書は、ひとつひとつ思考を重ねつつ、歴史的視座を与えようとした意欲的主著である。著者自身による自著解説を付した、待望の文庫版。

この本の目次

第1章 建築の危機
第2章 建築とは何か
第3章 構築
第4章 構築と拡張
第5章 構築と自然
第6章 構築と主体
第7章 主観対客観
第8章 建築の解体
第9章 普遍の終焉
第10章 建築のモダニズム

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