時間の歴史
日時計、ゼンマイ、クオーツ等。計時具から見えてくる人間社会の変遷とは? J.アタリが「暦と権力」の共謀関係を大柄に描く経済思想史学の大著。
日時計、ゼンマイ、重錘、クオーツ―これらの計時具から、人間の文明はどのような変遷を辿ったと言えるだろうか?時間が神々のものであり、自然のリズムとともにあった古典時代“神々の時”。人間の肉体に時間が内在化され、聖堂の大時計などで統御するようになる中世“肉体の時”。より精密に数量化された時間に経済価値が与えられ、人間の生活を成型していく近代“機械の時”。そして、予めプログラムされ、記号化された現代の“コードの時”へ。博覧強記で知られる著者が、「時間と暴力」「暦と権力」の共謀関係を丹念にすくいあげる。ジャック・アタリ初期の代表作。
第1章 水と日時計(神々の時
聖なるものの暦 ほか)
第2章 重錘と棒テンプ(身体の時
カーニヴァルと大市 ほか)
第3章 ゼンマイとアンクル(時間の機械
機械の時 ほか)
第4章 クォーツとコード(危機の時
生の時計、死の時計 ほか)
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