不動智神妙録/太阿記/玲瓏集

沢庵 宗彭 著 , 市川 白弦 訳注

日本三大兵法書の『不動智神妙録』とそれに連なる二作品を収録。沢庵から柳生宗矩に授けられ山岡鉄舟へと至る、剣と人間形成の極意。解説 佐藤錬太郎

不動智神妙録/太阿記/玲瓏集
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0115
  • 整理番号:タ-58-1
  • 刊行日: 2023/02/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-51168-3
  • JANコード:9784480511683
沢庵 宗彭
沢庵 宗彭

タクアン ソウホウ

沢庵宗彭(たくあん・そうほう):1573-1646年。安土桃山時代から江戸時代前期にかけての臨済宗の僧。大徳寺住持。号に東海、暮翁など。柳生宗矩と親交を結び、徳川家光に近侍した。

市川 白弦
市川 白弦

イチカワ ハクゲン

市川白弦(いちかわ・はくげん):1902-86年。臨済宗の僧侶。花園大学名誉教授。ベ平連に参加し、仏教教団ならびに仏教徒の戦争責任を追求した行動する仏教徒として知られる。

この本の内容

宮本武蔵の『五輪書』、柳生宗矩の『兵法家伝書』とならぶ三大兵法書の一つ『不動智神妙録』。書いたのは武士の家に生まれながらも得度し、大徳寺住持となった禅僧・沢庵宗彭。剣の修行は心の修行に他ならないという「剣禅一如」が初めて説かれた一書で、戦いのみならず万事に対処できる心と体の動きが解説されている。将軍家剣術指南・柳生宗矩に授けられたことから柳生新陰流の聖典となったが、小野派一刀流など他の流派でも広く読まれ、幕末の剣聖・山岡鉄舟も愛読した。併録した『太阿記』は凡人が凡人のまま剣の達人になる道筋を示したもの。『玲瓏集』はわれわれの視野がいかに分別心によって曇らされているかを説く。

この本の目次

沢庵における剣と禅(その生涯
勝負を争わず―『不動智神妙録』『太阿記』)
不動智神妙録
太阿記
玲瓏集

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可