新編 民藝四十年

柳 宗悦

最良の民藝の入門書『民藝四十年』に、柳が初版の目次に書き込んでいた十五本の論考を増補。この一冊で民藝と柳の思想の全てがわかる。解説 松井健

新編 民藝四十年
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 2,090円(税込)
  • Cコード:0170
  • 整理番号:ヤ-22-8
  • 刊行日: 2023/09/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:752
  • ISBN:978-4-480-51205-5
  • JANコード:9784480512055
柳 宗悦
柳 宗悦

ヤナギ ムネヨシ

1889−1961年。学習院高等科在学中に雑誌「白樺」創刊に参加。主に美術の分野を担当した。東京帝国大学哲学科を卒業後は宗教哲学者として活躍。濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチ、富本憲吉らと出会い、「民藝」という新しい美の概念を打ちたてた。眼の人として知られるが、柳のまなざしは、物の美しさだけではなく、物を生み出した人や社会にたえず注がれていた。

この本の内容

民藝の入門書の定番として長く親しまれてきた柳宗悦の『民藝四十年』。しかし、柳はこの名著をさらに充実させる改訂案を温めていたのだった。本書は柳が生前、『民藝四十年』の初版本目次に書き加えていた15編の論考を新たに増補し、柳の訂正指示を反映させて編んだもの。これにより、柳が「民藝」を通して伝えたかったことがより明確となった。ものの真の美しさを掴み取るにはどうしたらよいのか?何がものを美しくさせているのか?ものが美しくなる原理が迷える人間の救済にもあてはまるとはどういうことなのか?そのすべての答えがこの一冊の中にある。

この本の目次

朝鮮の友に贈る書
失はれんとする一朝鮮建築のために
木喰上人發見の縁起
雜器の美
工藝の美
工藝の協團に關する一提案
大津繪の美とその性質
雜誌「工藝」發足
民藝の趣旨
日本民藝館案内
琉球の富
「喜左衛門井戸」を見る
手仕事の國
美の法門
利休と私
蒐集の辯
日本の眼

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