生のなかの螺旋 ─自己と人生のダイアローグ

ロバート・ノージック 著 , 井上 章子 翻訳

吟味された人生を生きることは自らの肖像画をつくること。幸福、死、性、知恵など、多様な問題をめぐって行われた一級の哲学的省察。解説 吉良貴之

生のなかの螺旋 ─自己と人生のダイアローグ
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 2,090円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ノ-11-1
  • 刊行日: 2024/02/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:592
  • ISBN:978-4-480-51227-7
  • JANコード:9784480512277
ロバート・ノージック
ロバート・ノージック

ノージック,ロバート

ロバート・ノージック(Robert Nozick): 1938-2002年。アメリカの哲学者。コロンビア大学で学士号を、プリンストン大学で博士号を取得。ハーバード大学教授を務めた。『アナーキー・国家・ユートピア』で政治哲学者として注目を集める。その後は、政治哲学を離れ、認識論から価値論にわたる広範な問題について独創的な考察を行う。他の著書に『考えることを考える』などがある。

この本の内容

「吟味された人生を生きることは自画像をつくることである」(「序」)。幸福、死、性、親子、政治、知恵…。豊かな想像力と幅広い関心、卓越した弁証法的能力を携えて、ノージックは、人生をめぐる諸問題のなかへ思考の錘を下ろす。人間にとって生きるに値する人生とはどのようなものか。この問いに対し、まさしくソクラテス的探究が展開される。その実践性は、われわれが自分自身やこの世界について内省し、新たな問題の発見を促すほどに力強い。真実を深めることの悦びを伝える一級の省察。

この本の目次

死にゆくこと
親と子
創造すること
神の本性・信仰の本性
日常生活の聖性

愛の絆
情動
幸福
焦点
もっと真実になること
自己をなくすこと
構え
価値と意味
重要さと重さ
真実性の行列表
闇と光
神学からの説明
ホロコースト
照明(さとり)
それぞれにその分を与えること
知恵とは何か 哲学者は何故それほど知恵を愛するのか
理想と現実
ジグザグの政治
哲学の生命
若い哲学者の肖像

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