源氏物語の教え ─もし紫式部があなたの家庭教師だったら
一人娘をもつシングルマザー紫式部は宮中サロンの家庭教師になった。彼女が自分の娘とサロンの主に施した女子教育の中味とは? 源氏に学ぶ女子の賢い生き方入門
シングルマザー紫式部が中宮彰子の家庭教師となり、宮中サロンを盛り立てるために書いた源氏物語。そこには、女子が幸せをつかむにはどうしたらいいのか、自身の苦い思いと経験と、そして知恵が詰まっている。
第1章 姫君の家庭教師・紫式部の教育方針(『源氏物語』の時代―女が生きるのは大変だった
紫式部はなぜ『源氏物語』を書いたのか?
紫式部が「物語」を教材に選んだ理由)
第2章 男に大事にされ、かつ生き延びるには―紫式部が考える理想の女(「男に愛される女」が死ぬという設定―紫式部の真意
源氏の育てた理想の女・紫の上―男に愛され、嫉妬に殺されないためには
自分を大事にした明石の君―身分以上の結婚と出世をするには
決断力の女・藤壺中宮―人の上に立つには
『源氏物語』に描かれる反面教師―時代後れな「理想の女」)
第3章 職場で生き抜くには―人に認められる女になるための処世術(何がなくても自己肯定
セクハラ満載の社会で女が生き延びるには
つまらぬことばも喋り方しだい
とにかく足を引っぱられないようにせよ
赤の他人の親切には感謝の気持ちを)
第4章 死にたいあなたに―あなたを人間扱いしない者とはつき合うな(ダメ女たちの物語・宇治十帖
『源氏物語』の教訓)
おわりに 「ダメ女」は実はダメじゃない(かけがえのない人などいないという教え
誰かの「身代わり」にされた女が「不倫」をする
人から見てダメだっていい)
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