まともな家の子供はいない

津村 記久子

大人なら大人らしくしろ。

父親がいる家にはいたくない。セキコは苦しかった。塾の宿題は重く母親はうざく妹はテキトー。世の中にまともな家はあるのか。怒れる中学3年生のひと夏の物語。

まともな家の子供はいない
  • シリーズ:単行本
  • 定価:本体1,500円+税
  • Cコード:0093
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2011/08/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-80432-7
  • JANコード:9784480804327
津村 記久子
津村 記久子

ツムラ キクコ

1978年大阪生まれ。2005年「マンイーター」で第21回太宰治賞を受賞、『君は永遠にそいつらより若い』(同作品を改題、筑摩書房)でデビュー。『ミュージック・ブレス・ユー!!』(角川書店)で野間文芸新人賞を、『ポトスライムの舟』(講談社)で第140回芥川賞を受賞。他の著書に『カソウスキの行方』(講談社)、『婚礼、葬礼、その他』(文藝春秋)、『アレグリアとは仕事はできない』(筑摩書房)、『八番筋カウンシル』(朝日新聞出版)、『ワーカーズダイジェスト』(集英社)がある。

この本の内容

「一週間以上ある長い盆休みはどう過ごせばいいのだろう…気分屋で無気力な父親、そして、おそらくほとんど何も考えずに、その父親のご機嫌取りに興じる母親と、周りに合わせることだけはうまい妹、その三者と一日じゅう一緒にいなければならない。…」14歳の目から見た不穏な日常、そこから浮かび上がる、大人たちと子供たちそれぞれの事情と心情が、おかしくも切ない。

この本の目次

まともな家の子供はいない
サバイブ

読者の感想

2011.8.26 ぽむりん

人に相談できないような両親の問題を抱えて、逃げ場がない子供の気持ちをここまで書ききれる作家さんは他には絶対にいないと思った。こんな環境を持つ子供が他にもいるのかな?と思うと救われた気持ちになった。この本を読んだらもしかすると、本当にまともな家の子供なんていないんじゃないかな?って思えてきた。それに気付くことなく暮らしていける子供のほうが世間の一般的な幸せそうな家族像を描いている(と思っている)親の子よりも幸せなんだとも気付いた。

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳


 男性   女性 

 公開可   公開不可