なんらかの事情

岸本 佐知子

聞くたびに変な気持ちになる
言葉がある

「ああもう駄目だ今度こそ本当にやばい、というとき、いつも頭の片隅で思うことがある」第23回講談社エッセイ賞受賞『ねにもつタイプ』より6年。待望の最新エッセイ集。

なんらかの事情
  • シリーズ:単行本
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2012/11/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-81516-3
  • JANコード:9784480815163
岸本 佐知子
岸本 佐知子

キシモト サチコ

神奈川県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。翻訳家・エッセイスト。主な訳書にミランダ・ジュライ『最初の悪い男』、ニコルソン・ベイカー『中二階』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』、リディア・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』、ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』、ショーン・タン『セミ』、ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、アリ・スミス『五月 その他の短篇』など。編訳書に『変愛小説集』、『楽しい夜』、『コドモノセカイ』など。著書に『気になる部分』、『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)、『なんらかの事情』、『死ぬまでに行きたい海』など。

この本の内容

聞くたびに変な気持ちになる言葉がある。第23回講談社エッセイ賞受賞『ねにもつタイプ』より6年、待望の最新エッセイ集。

この本の目次

才能
ダース考

変化
物言う物
応援
おもなできごと
D熱
上映
マシンの身だしなみ〔ほか〕

読者の感想

2013.9.13 mmm

ラジオで書評家さんが紹介していました。頭の中で起こっていることが、想像の範疇を超え、暴走、想像なのか現実なのか分からなくなりそうになる。様な感じの事を言っていた気がしますが、読んだ後の私の捏造かもしれません。
気になって本を開くと、驚いたことにそれは私の頭のなかでも起こっている現象であり、ただ自分がそれらを具体的に文章にすることはまず無いようなことでした。岸本さんの頭のなかはとてつもなくスピーディーに物事を展開させ、予想もしない横道にそれ、どこかへ行ってしまったり、と思えばいきなり戻ってきたりして、ある意味で事実の数々、見た目は冷静なのに脳内では目まぐるしいアトラクションのよう。振り回されたり波に乗れたり、楽しませていただきました。


でげす、と時々頭に浮かび、仕事中だと困ります。

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