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長田弘、ルイス・キャロルの詩、石井好子、宮下奈都、三島由紀夫、高山なおみのエッセイ、角野栄子、村上春樹の短編小説などなど、身も心も温めてくれるスープはことばの世界にはなくてはならないアイテムです。この本は、スープを描いた珠玉の作品のアンソロジー。ユッケジャンにオニオンスープ、きのこのスープ、魔女のスープ、旅先で出会った名も知れないスープ……大きな鍋のようなこの１冊から、あなたの気持ちに寄り添うとっておきの一皿を見つけてください。
第１章 スープがあれば、きっと大丈夫（ユッケジャンの食べかた（長田弘）
スープに託す（辰巳芳子） ほか）
第２章 魔女のスープ（チャイニーズスープ（荒井由実）
月夜の森のスープ（角野栄子） ほか）
第３章 思い出のスープ（フクロウの声が聞こえる（Ｏｚａｗａ Ｋｅｎｊｉ）
私と年の暮れ 料理作らずふだんのシチューで（森茉莉） ほか）
第４章 スープを煮込む日（ウミガメスープ（ルイス・キャロル／矢川澄子訳）
スープジャーナル抄（長尾智子） ほか）
第５章 スープ出来たて、あつあつ！（一味違う豆スープ（山口カルメル会修道院）
海塩スープ（白崎裕子） ほか）
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