後鳥羽院　第二版

丸谷 才一 著

承久の変後、孤絶と憂悶の慰めを日々歌に託し、失意の後半生を隠岐に生きた後鳥羽院の和歌の真髄に迫った労作。『日本詩人選』以後の論考を併せ収録した決定版。

後鳥羽院　第二版
  • シリーズ:単行本
  • 3,850円(税込)
  • Cコード:0092
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2004/09/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:432
  • ISBN:978-4-480-82346-5
  • JANコード:9784480823465
丸谷 才一
丸谷 才一

マルヤ サイイチ

1925-2012。山形県鶴岡市生れ。小説・批評・翻訳と、幅広い分野で活躍。68年『年の残り』で芥川賞、72年『たった一人の反乱』で谷崎賞、74年『後鳥羽院』で読売文学賞、85年『忠臣藏とは何か』で野間文芸賞、88年「樹影譚」で川端康成文学賞、99年『新々百人一首』で大佛次郎賞、2001年菊池寛賞、03年『輝く日の宮』で泉鏡花賞および朝日賞、10年『若い藝術家の肖像』（ジェイムズ・ジョイス）の翻訳で読売文学賞を受賞。2011年、文化勲章を受章した。

この本の内容

後鳥羽院は最高の天皇歌人で、その和歌は藤原定家の上をゆく。「新古今」は批評家としての偉大を示す。１９７３年度読売文学賞受賞作の増補版。

この本の目次

歌人としての後鳥羽院
へにける年
宮廷文化と政治と文学
しぐれの雲
隠岐を夢見る
王朝和歌とモダニズム

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