アクロイドを殺したのはだれか

ピエール・バイヤール 著 , 大浦 康介 翻訳

アガサ・クリスティーの代表作、〈アクロイド殺し〉の真犯人は他にいる――フランスの文学理論家が名探偵ポアロの〈妄想〉に挑むミステリー仕立てのミステリー論。

アクロイドを殺したのはだれか
  • シリーズ:単行本
  • 2,640円(税込)
  • Cコード:0098
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2001/09/13
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:272
  • ISBN:4-480-83711-6
  • JANコード:9784480837110
ピエール・バイヤール
ピエール・バイヤール

バイヤール,ピエール

パリ第8大学教授。文学を精神医学に応用する「応用文学」の提唱者であると同時に、分析療法の実践家でもある。『アクロイドを殺したのはだれか』など、著書多数。

大浦 康介
大浦 康介

オオウラ ヤススケ

京都大学人文科学研究所教授。専門は文学・表象理論。訳書にバイヤール『アクロイドを殺したのはだれか』、ヤン・アペリ『ファラゴ』などがある。

この本の内容

アカザ・クリスティーの代表作として、またミステリー史上最大の問題作として知られる『アクロイド殺害事件』の犯人はその人物ではない―文学理論と精神分析の専門家バイヤール教授が事件の真相に挑戦、名探偵ポワロの「妄想」を暴き出し、驚くべき(しかし十分に合理的な)真犯人を明らかにする。「読む」ことの核心に迫る文学エセーとしても貴重なメタ・ミステリー。

この本の目次

A 捜査(殺人
捜査 ほか)
B 反捜査(終りなき夜
嘘つきのパラドックス ほか)
C 妄想(道の交わるところ
妄想とはなにか ほか)
D 真実(カーテン
真実 ほか)

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