錯覚する脳  ─「おいしい」も「痛い」も幻想だった

前野 隆司

「意識のクオリア」も五感も、すべては錯覚だった!!

「心は脳が作った幻想である」という受動意識仮説を展開した著者が、さらに「五感や自己意識も幻想である」ことを証明した。脳と心の謎に、また1歩近づいた!

錯覚する脳  ─「おいしい」も「痛い」も幻想だった
  • シリーズ:単行本
  • 1,980円(税込)
  • Cコード:0011
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2007/05/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-84275-6
  • JANコード:9784480842756
前野 隆司
前野 隆司

マエノ タカシ

1962年生まれ。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。1984年東京工業大学卒業、1986年同大学大学院修士課程修了後、キヤノン(株)入社。1995年慶應義塾大学専任講師。助教授を経て現在教授。博士(工学)。現在は、ロボット―ヒューマンインタラクション、人と社会の欲求・幸福・協生・平和の研究、コミュニティーシステムデザインの研究等に従事。著書に『脳はなぜ「心」を作ったのか』(ちくま文庫)、『脳の中の「私」はなぜ見つからないのか?』(技術評論社)、『記憶』(ビジネス社)、『思考脳力のつくり方』(角川oneテーマ21)などがある。

この本の内容

「意識のクオリア」も五感も、すべては錯覚だった。「心は脳が作り上げた幻想である」ことを述べた著者が、自己意識や五感が錯覚であることに的を絞って説明。

この本の目次

第1章 意識はイリュージョンである(意識とは何か
心の哲学とゾンビ
意識の機能は受動的)
第2章 五感というイリュージョン(感覚とは何か
触覚―「痛み」は何のためにあるのか
味覚・嗅覚―世の中には存在しない「甘み」をなぜ感じるのか
聴覚―相手の話し声が口元から聞こえる不思議
視覚―色も明るさも存在しないのに、見えている
再び二元論VS一元論)
第3章 主観体験というイリュージョン(感覚遮断タンク
すべてはイリュージョンなのか
思想家釈迦と空
生命というイリュージョン)

読者の感想

2007.6.19 キイチロウ

哲学的アプローチではなく生理的アプローチで「私」を解明していく画期的な本。

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