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単行本

社会史とは何か

阿部謹也

著
定価

3,025

円
（10％税込）
ISBN

978-4-480-85497-1

Cコード

0020

整理番号

1989/09/12

判型

Ａ５変判

ページ数

320

頁
解説

内容紹介

社会史研究とは自分の奥底に深くわけ入ってゆく試みであり、外的事象と対応するものを自分の中に発見することである。

目次

思想史から社会史へ
獄中に映された昭和史
〈自分の中を掘る〉ということ
ヨーロッパ中世に生きた人々の光と影
歴史家はなぜ歴史が書かけないか
社会史研究の出発点
民衆本『ウーレンシュピーゲル』を読む
カルミナ・ブラーナの世界
メルヘンにみる中世人のこころ
家を越える絆
市営の娼婦宿
火と竈をめぐる民俗
「トニオ・クレーガー」のダンス教師の周辺
子供の見えない街
匂い
受験の頃
海港のさまざまな営み〔ほか〕

著作者プロフィール

阿部謹也

（ あべ・きんや ）

1935年、東京に生まれる。1963年、一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。小樽商科大学教授、一橋大学教授、一橋大学学長、共立女子大学学長などを歴任。『中世を旅する人びと』『西洋中世の男と女』『中世の星の下で』『自分のなかに歴史をよむ』『ハーメルンの笛吹き男』『「世間」への旅』「阿部謹也著作集」全10巻（以上、筑摩書房）、『「世間」とは何か』（講談社）、『物語 ドイツの歴史』（中央公論新社）、『阿部謹也自伝』（新潮社）など多数の著書がある。2006年9月没。

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