未来は予測するものではなく創造するものである ─考える自由を取り戻すための〈SF思考〉

樋口 恭介

無意味で無価値な仕事を再生産する「制約事項」を爆破し「本当のイノベーション」を取り戻せ――気鋭のSF作家&ITコンサルタントの著者が贈る理論と実践の書!

未来は予測するものではなく創造するものである ─考える自由を取り戻すための〈SF思考〉
  • シリーズ:単行本
  • 1,980円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2021/07/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-86476-5
  • JANコード:9784480864765
樋口 恭介
樋口 恭介

ヒグチ キョウスケ

1989年生まれ。岐阜県出身、愛知県在住。早稲田大学文学部卒業。外資系コンサルティングファームに勤務。現在はテクノロジー部門のマネージャーを務め、DX戦略を中心とする案件を手掛ける。並行して、スタートアップ企業 Anon Inc. にて CSFO(Chief Sci-Fi Officer)を務め、多くのSFプロトタイピング案件を手掛けるとともに、SFプロトタイピングに関する情報発信を行い、日本国内におけるSFプロトタイピングの普及と発展を推進する。『構造素子』(早川書房)で第5回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞して作家デビュー。同作は第49回星雲賞にノミネートされる。その他の著書に評論集『すべて名もなき未来』(晶文社)。ジャンルを問わず寄稿・講演等多数。文芸・テクノロジー・ビジネスの垣根を越えた言論活動を展開している。

この本の内容

「事例は?」「エビデンスは?」「効果は?」―形骸化したルールや管理指標に絡めとられ、日本社会はいま停滞の中にある。イノベーションの経験も、その記憶すらも失われつつある。前例主義は過去を縮小再生産し、過去でできた現在を未来にすりかえる。妄想を、理想を恐れないこと。イシューからはじめないこと。「世界は変えられる」と本気で信じる想像力を持つこと。物語の力とともに、出口の見えない退屈な現実を打破し、自由な思考と戯れるために。

この本の目次

1 “SF思考”とは何か?(物語の力
オルタナティブを思考/志向する“SF思考”
世界におけるSFとビジネスの関係)
2 “SFプロトタイピング”をはじめる(自由な思考・議論のためのマインドセット
SFプロトタイピングのプロジェクト進行
物語のアプローチを考える
物語を生み出すコツ)
3 “SFプロトタイピング”のケーススタディ(未来の服を考える「母を着る」
未来の都市を考える「ペーンポーイ文明における都市型演算機構の活用事例(『ペーンポーイ民俗史研究』第二七号掲載)」
COVID‐19以降の社会を考える「踊ってばかりの国」)

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