レオス・カラックス ─リュミエール叢書13 映画の二十一世紀へ向けて

鈴木 布美子

新作『ポンヌフの恋人』が完成するまでの苦難の道のりと作品自体がはらむ可能性をめぐって、多様な手法を駆使してカラックスの世界に挑む希有の書物が出現した!

レオス・カラックス ─リュミエール叢書13 映画の二十一世紀へ向けて
  • シリーズ:単行本
  • 3,080円(税込)
  • Cコード:0074
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1992/03/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:248
  • ISBN:4-480-87173-X
  • JANコード:9784480871732

この本の内容

『ボーイ・ミーツ・ガール』および『汚れた血』のたった二作によって「ゴダールの再来」あるいは「フランス映画の恐るべき子供」という〈神話〉を生み出したカラックス。新作『ポンヌフの恋人』が完成するまでの苦難の道のりと作品自体がはらむ力強い可能性を中心に、さまざまな角度からカラックスの世界に挑む本書は、彼とともに歩む映画の未来への運動を指し示している。

この本の目次

1 現在形としての対話―『ポンヌフの恋人』をめぐって(レオス・カラックスとの対話
ジャン=イヴ・エスコフィエとの対話)
2 混沌と再生―『ポンヌフの恋人』はいかにして作られたか
3 フォト・ドキュメント―『ポンヌフの恋人』のオープンセット建造過程を追う
4 あるシネアストの軌跡
(アレックスからレオスへ)
5 作品論に向けて(映画史の孤児
眼差と沈黙のはざまで
炎と水の変容)

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